横田 直也

略歴

現代美術作家。1990年大阪府生まれ。東京を拠点に制作。

ステートメント

見慣れた物や歴史を持つ建具、時間の痕跡が残る木材を用い、「黙想」シリーズを展開する。光の反射を抑える漆黒の塗膜によって、木目や傷、奥行きを捉えるための陰影を覆う。物体はそこに残りながら、見慣れた姿の一部が捉えられなくなる。

時間の蓄積と喪失への関心は、山林での伐採や災害現場での活動を背景とする。制作と並行して、無知がどのようにつくられるかを研究する無知学(Agnotology)も扱う。その視点から、時間とともに失われる情報と、人の働きかけによって見えなくされる情報の違いを考えている。

物の見える痕跡や慣習的な用途を変えることで、目の前の存在をどう認識し、何を当たり前として受け止めているかを問う。喪失を想像することを通して、身近な人や物を今大切に思う機会をつくり、その受け止めを一人ひとりに委ねる。

経歴

2013立命館大学 政策科学部 国際公共プログラム 卒業
2014-2016京都造形芸術大学(京都芸術大学)ランドスケープデザイン学科
2024阪急うめだ本店「GREEN NEIGHBORHOOD LIFE」出展(大阪)
2024100+ Asia Art Season「100+ Fair」出展(中国・深圳)
2025「UPLOAD 開倉入庫」出展(中国・深圳/4月〜6月)
2026UNO HOTEL Gallery 個展「まだ、記憶にはあるもの。」(予定)(岡山・玉野/11月5日〜2027年1月11日)